9月25日に台湾の主産業である「半導体」の展示会(SEMICON TAIWAN)に行ってきました。 オープニングセレモニーには、総統が出席する大規模な展示会です。
予定では、南港展覧館1館、2館の両館を使った開催を予定していましたが、1館のみの展示となりました。新型肺炎の影響で海外からの出展がなくなったことが大きいです。半導体の製造メーカーだけでなく、半導体の原材料、製造機械、半導体を使った新製品も展示されていました。
開場に入るのも一苦労
事前登録をしてあるので、簡単に入館証を受け取ることができると思っていたのですが・・・・
今回は、入館に身分証明書が必要でした。(居留証、台湾の運転免許証、パスポートなど)
入場証の発行が必要な、展示会では、名刺の提出が求められます。今回は、さらに身分証明書を提示して、入場登録した本人かどうかチェックしていました。めんどくさいですね。
海外のメーカーは出展しているの?
入国制限があるので、海外から簡単に出展できません。そこで、多くの企業が共同で小間の展示をしていました。デモストレーションをしているのは、台湾人ばかりですので、たぶん委託していたのだと思います。
コンパニオンは展示会の花です。
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聚賢研發股份有限公司 Geniideas新竹市の半導体製造機械のメーカーです。 |
EFAB International Technology Co., Ltd.
半導体の卸や再販、再利用の会社です。 |
スピードファム株式会社
日本の精密機械研磨メーカーです。 コンパニオンさんは、日本語話せました。 |
注目の小間
Adwillの小間は、広さ、展示物の多さ、製造機械の展示と洗練されたスペースでした。
Adwillは日本のメーカー「リンテック株式会社」の半導体製品のシリーズ名です。半導体製造にかかせない特殊テープと、そのテープを張り付ける大型機械を販売しています。
「技術革新」イノベーションエリアが元気です。
最新の技術を展示している「イノベーション」エリアは、人がいっぱいです。歓談スペースには、簡単な食事に飲み物も用意してあります。最近のIT関連の展示会は、「イノベーション」、「スタートアップ」といったテーマの展示エリアがあり、企業同士のコラボレーションパートナーや、投資家が、投資先を探す場所となっています。
まとめ
やはり、新型肺炎の影響で出展をとりやめた企業が多かったらしく、会場のあちこちに、休憩スペースが作られていました。減少した来場者を補うために、高校生や、大学生が学校の授業の一環として、参観していたことは評価できると思います。台湾のデジタル大臣「オードリー・タン」もセミナーに登場し、国の内外から、注目を集めていました。
人気を集めていたのは、日本企業の「株式会社フジキン」です。ノベルティグッズ(紙石鹸)をいただきました。
著者紹介
M-Bessho
台湾在住歴5年
南港展覧館を中心に展示会見学を趣味にしています。
台湾進出をお考えの方、質問にお答えします。
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