【自宅検疫】隔離者家族の生活ブログ(15日目):最終日、解放まで後少し真夜中の12時まで。

自宅検疫

隔離生活の最終日です。長かったこのシリーズも今回が最終回となります。最終日に隔離者と隔離者家族はどのように過ごしたのでしょうか。私にとって、この2週間のホテル生活は、自宅の快適さについて、とても考えさせられる期間でした。今まで、旅行や入院で自宅を離れることはありましたが、それとは全く違っていました。また、最終日には期間中と違う辛さもありました。旅行でしたら、最終日は自家用車や列車・バスなど、帰りの移動も楽しみつつ、自宅に直行できます。隔離者家族である私は、チェックアウトの後に、どのように行動したのか説明いたします。



隔離期間は15日間

検疫のための「隔離期間は2週間」とよく言われますが、実際は15日間です。空港に到着した当日は隔離期間に含まれないからです。到着の翌日から2週間(14日間)隔離されます。すなわち、部屋から出られるのは、台湾到着15日目の午後11時59分を過ぎた後です。外出可能時刻が真夜中ということもあり、防疫ホテルに滞在される方は、ホテルに15泊します。自宅隔離者の家族は、拘束されているわけではないので、ホテルは14泊、その真夜中に自宅に戻ることが出来ます。私は、15日目の午前中にゲストハウスを退出し、その後は真夜中まで、街の色々な場所で時間を潰していました。

荷物(スーツケース)回収と最後の差し入れ

私の場合は、ゲストハウス滞在中に荷物が増えました。台北の3月は、日本の初夏のような気温の日もあり、夏物の服をいつくか購入したからです。初めてのゲストハウス滞在のため洗濯が間に合わず、下着や靴下も購入しました。スーツケースの他にリュックや大きな手提げバッグがあり、日付が変わる深夜まで持ち運ぶのは大変です。それで、ゲストハウス退出後すぐに自宅まで荷物を運び、隔離者に回収してもらうことにしました。荷物の回収は、差し入れと同じやり方です。LINEで時間を確認し、自宅のドアの前に置いておきます。「回収した」のメッセージを受け取ったら、荷物の回収は終了です。後は、身軽に動けます。隔離者も、隔離最終日とあって気が緩んできたのか、冷蔵庫の食べ物をチェックしていなかったようです。もう料理する気力もない、買い物のリストのリクエストも億劫なようで、後少しですが夜の弁当や翌日の朝食などを適当に買って差し入れました。

夜中の12時まで時間潰し

私は、日が暮れるまでは、差し入れ用の買い物をしたり散歩したりして過ごせました。しかし、自宅に戻れる時間までまだあります。夜中まで時間が潰せる場所として選んだのは映画館です。午後11時に終了予定の深夜映画を観て時間を潰し、夜中の12時ちょうどに自宅に戻りました。いつ警察から電話が掛かってくるか分からないので、念のためアパート入り口のロビーで数分待って、やっと自宅に入りました。隔離者は、私が帰宅するとすぐにウォーキングに出かけました。「とりあえず、外の空気が吸いたかった」と言っていました。


観た映画は「FATE/GRAND ORDER-神聖圓桌領域卡美洛 」です。ポストカードがおまけで付いていました。

警察から隔離者へ電話

最終日の夕方頃、警察から隔離者へ電話があったそうです。そこで夜中の12時を過ぎたら外出しても良いと確認できたそうです。防疫ホテルに滞在の方は、最終日の確認電話はなかったという情報もあります。防疫ホテルは、監視体制も厳しい分、電話での確認が省略されているような気がします。ホテル滞在の場合、こっそり外出は不可能ですものね。

ホテルとゲストハウス

私の15日間のホテルとゲストハウス生活は、「とっても快適でした」とはなりませんでした。ホテルは、1番安いプランの部屋で窓が無く、時間の感覚がなくなるため、精神的に少しつらくなりました。ゲストハウスは、掃除が行き届いていないのが堪えました。この2週間の費用は宿泊費と食事代、交通費や衣服その他合計で17,000元(65,000円)くらいでした。私的にはかなり出費を抑えられたと思っています。宿泊場所を、ホテル3泊、ゲストハウス大部屋11泊にしたのが、節約できた理由です。

まとめ

検疫15日間の隔離者家族のブログはいかがでしたでしょうか。最終日まで、隔離者が健康に過ごすことが出来て本当に安心しました。最終日の帰宅までの時間潰しは、日頃しないことが出来たので、良い気分転換になりました。実は、この後隔離者には、健康管理期間が1週間ありました。この期間、家族は部屋に居て良いことになっています。この健康管理期間についても書く予定です。

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