日本では2月から3月にかけて、確定申告が行われます。台湾では、5月が確定申告の期間です。今年は新型肺炎の影響で5月と6月の2か月が確定申告の期間になりました。
確定申告の場所はどこですか?
最寄りの国税局で行います。台北なら北門の「財政部台北國稅局」です。MRT松山線「北門」駅1番出口から歩いて3分です。
営業時間は8:30 AM~5:30 PMです。 昼の12:30PMから1:30PMは閉まっています。
必要書類は何ですか。
一般の会社員の確定申告に必要な書類です。
パスポート
居留証
銀行や郵便局の通帳
銀行や郵便局のATMカード
台湾の勤め先が発行している源泉徴収票
初めての確定申告の場合「雇用契約書」の提示を求められることがあります。
台湾以外で収入がる方は、所得証明や納税証明が必要です。
*扶養家族がいる方は、その家族分の居留証(コピー)とパスポート(コピー)も用意してください。
提出する「綜合所得稅結算申報書」の用紙は国税局にあります。
国税局の申請窓口はどこですか?
台湾人と外国人の申請窓口は異なります。一階のエントランスに入ると、案内の方から、何処に行くか聞かれますので、「Tax return」と言えば、外国人の確定申告場所「外僑股」に案内して頂けます。中国語で「我要申報」と言えればいいのですが、発音に自信がないので「Tax return」と言っています。「外僑股」の担当者は皆さん英語が話せます。
*今年は、新型肺炎の影響で、入口に入るとまず、体温チェックがありました。さらに、居留証の提出を求められ、居留証番号を登録していました。こんなことは初めてです。
申告手順
昨年までは、確定申告の用紙「綜合所得稅結算申報書」を学生のアルバイトさんが手伝っていただいて、ある程度、記入してから、番号札を取って、提出カウンターに提出していましたが、今年は、新型肺炎の影響で人との距離が短くなる記入を手伝っていただけるアルバイトさんはいません。番号札を取って、待っているとすぐに順番が呼ばれます。
提出カウンターでは・・
準備してきた書類を提出すると、「綜合所得稅結算申報書」に記入する箇所を教えてくれます。名前や統一番号、還付金のある方は、振り込み先の口座番号を記入します。勤め先に税金の還付のある人は所要時間は30分もかかりません。
無事に「綜合所得稅結算申報書」を提出すると、半券のような用紙を渡されます。申告した証明のようなものです。「綜合所得稅結算申報書」の控えは、渡されませんので、提出する前に、写メを撮っておきましょう。
まとめ
外国人の確定申告では、代行業者を使ったり、台湾人の家族、友達についてきてもらったりといろんなシチュエーションの方がいます。確定申告で税金を支払う状況の方は、台湾人といっしょに来る方が多いです。毎年、申告場所のシステムも少しづつ変わっています。財政部の日本語サイトで情報を確認してから申告することをおすすめします。
著者紹介
M-Bessho
台湾在住歴5年
南港展覧館を中心に展示会見学を趣味にしています。
台湾進出をお考えの方、質問にお答えします。
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