6月21日 金環日食鑑賞

台湾情報

台湾では、6月21日の午後2時50分頃から、金環日食が見られました。日蝕がもっともよく見られる場所は、台湾の南部嘉義県ですが、台北でも充分観測できました。

台湾で日蝕が見られるのは2012年依頼8年ぶりでした。次に台湾で日蝕が見られるのは195年後だそうです。

 

台北で観測するにはどこがいいのでしょうか。

天文観測所などでは、金環日食観察会などが開かれたようです。台北で観察する場合は、建物のない広場(公園)や河川敷で多くの人が観察していました。

用意する物はありますか?

日蝕を直接見ると目を傷めます。日蝕眼鏡という専用の道具を使います。専用のメガネといってもメガネのような厚紙にレンズに黒い紙を貼ったようなもので大丈夫です。黒色の下敷きや、アクリル板を黒く塗ったもので見ている人もいました。私は前回2016年に用意した「日蝕眼鏡」が残っていたので、それを使って観察しました。

 

観測できる時間は?

日蝕は午後2時50分くらいから2時間、観察できました。4時過ぎあたりが一番、太陽の隠れ具合が大きく、黒い太陽に近くなりました。

写真撮影はできますか?

iPhoneで撮影してみましたが、撮影できた写真は微妙な仕上がりです。iPhoneのレンズに日蝕眼鏡を中てて、撮りました。きれいな日蝕写真は、きちんとしたカメラに専用のレンズを使った撮影だと思います。

日蝕の時間は、何か変化はあるの?

日蝕は、太陽が隠れるので、その時間は気温が少し下がります。連日最高気温が35℃にもなる台北でしたが、快適に観測できました。ですが日蝕が終わった後に、気温が上がり、熱中症になりそうでした。皆既日食の場合は、気温が急激に下がるので雨が降ります。

私の日食観測記録

2000年以降の日食は4回見ています。

2009年 中国 上海 皆既日食

2012年 日本 兵庫県 六甲山 金環日食

2016年 インドネシア パランガラヤ 皆既日食

2010年 台湾 台北 金環日食

この記録を見ると、天文好きのように思われますが、家族に天文観測好きがおり、いっしょに見に行っています。

この次は2024年のアメリカでの皆既日蝕観測に行く予定だそうです。

まとめ

台湾ではめずらしい日蝕を観測できてとても楽しかったです。日蝕眼鏡は、私は、日本の東急ハンズで購入しました。台湾では、手作りが基本みたいです。テレビでは、大きく報道されていたので、観測した人もたくさんいました。当日は夏至ということもあり、太陽に関係のある日に見れたことで、良い思い出になりました。

著者紹介

M-Bessho
台湾在住歴5年
南港展覧館を中心に展示会見学を趣味にしています。
台湾進出をお考えの方、質問にお答えします。



 

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